2011年12月31日土曜日

写真展にて寄付をしていただいた皆さん


■以下の方々にご寄付をいただきました。はればれ支援隊の活動に利用させていただきます。本当にありがとうございました。


 今年は残念ながら支援隊として、まとまっては支援の旅をすることができませんでした。しかしながらサンウェル沼津での写真展を皮切りに、加藤学園高等学校文化祭での写真展。そして12月には千本プラザにて、写真展と合わせてチャリティーコンサートも開催することができました。大釜一男会長を中心に隊員全員が力を合わせて活動することができました。


 また静岡からは富田英司さんも応援して下さり、活動の幅も飛躍的に広がりました。大釜会長が掲げる「みんなで力を合わせて活動しよう」というモットーを忘れることなく、活動していく予定です。


 さらに次年度の旅に向けて大釜会長ご夫妻がベトナムを視察訪問し準備をしてまいりました。その情報を基に次年度は一人でも多くの仲間が支援の旅に参加できることを願っています。


 今日は大晦日。みなさんにとって平成24年が素晴らしい一年となることを心から願っております。どうか良いお年をお迎えください。


■ご寄付をいただいた皆さんのお名前です。敬称は略させていただきます。



渡辺実子 鈴木道正 鶴橋雅志、鶴橋千寿子 名古澄代

木村洋子 石川充代 高嶋智恵子

(沼津市)


鶴よし土木

(三島市)


三原勝康

(函南町)

2011年12月28日水曜日

千本プラザ枯葉剤被害者写真展アンケート


千本プラザ枯葉剤被害者写真展アンケート


多くの方がアンケートに記載して下さいました。その中の一部を紹介させて頂きます。ツアーにも参加してみたい、という希望は持たれても、現実にはなかなか時間が取れない、という方もいらっしゃるようです。

現役世代として毎日忙しく働く身としては、よく分かる気がします。




(1) 初めて知った事実に愕然としました。できることを私なりに行動していきたいと思います。
60代 男性

(2) 大変気の毒に思います。

東日本大震災も大変気の毒ですが、ベトナムの子ども達も同じようにかわいそうだと思います。

60代 男性

(3) 感情的には同情のみ。

何の協力も医学的には不可能でしょうか?

80代 男性

(4) 枯葉剤、本当に怖いと思いました。

本当は日本に撒かれる予定だったと聞き、また驚きました。

50代 女性

(5) ニュースでは映らない、もっと陰の部分を知る事ができて良かった。

現実は、もっとすごいものですね。過去のものにしてはならない、と思いました。

40代 女性

(6) ぜひご一緒に活動させていただけたら、と思っています。

40代 女性

(7) ボランティア活動をしてきました。しかし高齢者で自分のことのみで一杯です。

弟が障害者で、その保護者です。

70代 男性

(8) 写真が衝撃的だった !!

10代 男性

(9) 枯葉剤はとても怖いものだということを初めて知りました。

10代 男性

(10) 被害者の方々の赤裸々な姿に戦争の悲惨さ残酷さを改めて感じました。

50代 男性


(11) 心を話し合える人と人とが戦争という戦のもとに大切な友人を、この様な姿にする事に、心よりさみしく辛く思います。

60代 女性

(12) 胸がつまって苦しいです。何とか力になりたい。

50代 女性

(13) 戦争の後遺症が今も続いていることが悲しいですね。一日も早く皆さんが幸せになりますように願っております。

お茶も、ありがとうございました。

50代 女性

(14) あらためて米軍の残酷さに驚かされました。

60代 男性


(15) いろいろ考えさせられました。休みが取れればツアーに参加してみたいような気がしますが、現実には難しいと思います。

40代 男性

(16) 子ども達にも見せて、いろいろ感じて欲しいです。

40代 女性





2011年12月2日金曜日

沼津西ロータリークラブにおける富田英司さんの講演


■12月1日、沼津ブケ東海の例会場において、支援隊の仲間の一人、富田英司さんが「今日のベトナム枯れ葉剤問題」と題して 30 分間卓話をされました。高校教師として長い経験をお持ちの富田さんは、さすがに場慣れしたもので、30分の講演もあっという間に終わってしまいました。

 昨年の支援隊の旅の経験をもとに、とても分かりやすくクラブ会員に向けてお話をされました。ご自分が実際に現地を見て感じた驚きや憤り。そして最近明らかになった沖縄での枯葉剤の試用散布の事実などにも言及されました。

 そして最後には、我々が普段何気なく使用している除草剤も、枯葉剤であることを忘れてはいけない、という指摘は、なるほどと得心しました。とても有意義な 30 分間でした。



公演中の富田英司さん




講演後に宮島会長・杉山幹事とともに




■ 演者による講演要旨 ■

 今から40年前の学生時代、ベトナム戦争に反対する「ベ平連」のデモに参加した。私はこのベトナム反戦運動から大きな影響を受けた。それから40年後の昨年、2010年8月15日~21日まで、沼津「愛のベトナムさわやか支援隊」の支援活動に初めて参加した。枯葉剤被害者家族の家をまわり、その実情の説明を受けたときの最大のショックは「被害者は第3世代になっています」との話だった。


 ベトナム戦争で「枯葉剤」の影響を受けた父親や母親から生まれた「息子」「娘」が枯葉剤被害者になっていると思い込んでいたのだが、息子や娘は問題もなく健全に育ったが、「孫」に枯葉剤被害の影響が出ていると言う。遺伝子に関係することなので、今後も第4世代・第5世代にずっとその影響が続くと言うことになる。


 子どもや孫の誕生は親にとってはこの上もない幸せである。だが、その「新しい命」の誕生のたびに「枯葉剤」の影響を心配せざるを得ないとは。そんな思いを抱えて帰国したが、その後、坂田雅子監督の映画「花はどこへいった」を通じて、米国にもベトナム戦争帰還兵の本人や子孫にも「枯葉剤」被害の影響が出ていることを知る。


 さらに、今年から移住した沖縄においても、この「枯葉剤」問題が大きく取り上げられている。米兵の証言によって、沖縄や韓国の米軍基地において「枯葉剤」の実験や散布された事実が次々に明らかになっている。ベトナムでも米国でも韓国でも沖縄でも「枯葉剤」問題は終わっていない。私も「枯葉剤」問題への関わりを続けていく。

2011年11月27日日曜日

2011チャリティーコンサート


■今日は待ちに待った千本プラザでのチャリティーコンサートです。

 大釜さん、金原さん、そして新谷さんたちが仲間を集めて開催しました。みなさん会の趣旨に賛同して手弁当で出演してくれました。250名も入る音楽ホールでしたので、どれだけ人が来てくれるか心配していたのですが、65名もの方が来場してくださり、立派にコンサートができたことは、本当に支援隊全員の力の勝利です。

 その様子をご覧ください。



写真展には大釜さんの奥様のお茶仲間の皆さんがお手伝いに来てくださいました



お蔭で写真展も大入りでした



親友の鶴橋さんご夫妻も参加してくださいました



さて、いよいよコンサートの開始です。

開会の挨拶をする司会役の私です



ソプラノの独唱です。岩本詩子さんのピアノ、渡辺由美さんの独唱。

素晴らしい歌声でした。




渡辺由美さんのお話も楽しかったです




 さて、引き続いては我らがはればれ支援隊の宴会部長いや芸術部長の金原昇さんが結成している、金ちゃんばんど、ではなくて、サンフラワーのみなさん。

 金原さんの奥様ののりは、最高でした。普段のお淑やかな(?)奥様からは想像もできないパフォーマンスでした。

 (●^o^●)




 手製の竹笛で熱演する金原昇さん。お顔からは想像もできない美しい音色を響かせていました。




 最後にメンバー揃って、「一人の小さな手」を合唱しました。まさに歌の文句、そのままですね。




全員で記念撮影です。とにかく、よくここまで到達できたものです。

本当に素晴らしいコンサートでした。



そして最後の楽しい打ち上げ。いやー、お酒のうまかったこと。最高でした。


2011年11月24日木曜日

2011 沼津千本プラザでの写真展


■24日午後から写真展に行きました。大釜さんにおんぶに抱っこで申し訳なかったのですが、仕事の都合上なかなか平日に出かけることができませんでした。今日はロータリークラブの例会後に何とか駆けつけることができました。

会場の千本プラザに入ると、正面玄関に分り易く看板が置かれていました。




■会場は正面玄関を入って左手奥にあるスペースでした。広すぎず狭すぎず、調度良い広さで照明も、なかなかおしゃれでとても良い会場でした。

ちょうど沼津朝日新聞の記者の方が取材にきてくれていました。大釜さんが熱心に活動内容を説明されていました。正直言って思ったよりも頻繁に人が訪れてきてくれていました。絶えることがない、という形容がぴったりでした。

芳名帳を見ると思いもかけない意外な知り合いが来てくれていたりして驚きました。

会場の様子をご覧ください。



大釜会長の挨拶







沼津朝日新聞の記者に説明する大釜さん



会場の様子。照明がとても綺麗でした



今年大釜さんご夫妻が行った視察ツアーと来年の案内です



会場を訪れている方に説明する大釜さん



会場では DVD も上映しています



会場を訪れて熱心に質問をされていました



芳名帳。一人でも多くの方にご覧いただけると嬉しいのですが。



■あとは 27日に予定されているチャリティーコンサートの成功を祈るのみです。

2011年11月7日月曜日

2011年千本プラザでの写真展とチャリティーコンサートの案内



■仲間が集まって写真展並びにチャリティーコンサートを計画しました。

場所は、沼津の千本プラザです。11月22日から28日まで。27日(日)には、メンバーの金原昇さんとその仲間の三島在住のプロ演奏家がジョイントコンサートを行います。ふるってご参加ください。案内のパンフレットは以下のとおりです。






■また、先日の定例会で来年の支援の旅の日程が決定致しました。細部につきましては決まり次第このページに掲載したいと思います。

現在までに決まっていますのは、

(1) 日程


2012 年 8 月 1 日 出発      8 月 6 日 朝 帰国


(2) 内容


被害者在宅訪問、バクザン省子ども障害者センターにて音楽療法、眼科検診(眼鏡処方など)などを予定しています。  


2011年8月27日土曜日

定例会兼納涼会2011


■今夜は支援隊の定例会。と、称して納涼会です。

(●^o^●)


静岡からは富田英司さんも、わざわざ駆けつけてくださいました。富田さんは、まさに「世界を股にかける男」でして、日本にいることのほうが少ないかもしれません。富田さんのお陰で本当に楽しい夜となりました。

今年の夏は大釜さんご夫妻がベトナムへ視察旅行に出かけられました。その報告をお聞きするのが今日の第一の目的でした。


いつものごとく、駅前の居酒屋で乾杯 !!


「「「「「「「「  大釜さんのベトナム報告  「「「「「「「「「


(1)ファム・ヴァン・トン一家再訪問

大釜さんのベトナム報告は、大変内容の濃いものでした。ベトナム外務省のタインさんと共に以前私も家族と訪れた枯葉剤被害者家族を再訪問してくれました。

ファム・ヴァン・トンさんのお宅です。2008年に娘二人と連れ合いで初めて参加した支援の旅で、最も印象に残った家族です。父親は枯葉剤の影響で体調がすぐれず、農作業もできない状態。一人で全てを切り盛りしなければならない母親のホー・ティ・ニンさんの負担は想像を絶するものでした。

四人のお子さんは、二人の息子さん、二人の娘さん、どのお子さんも視覚障害と知的障害を併せ持ち、一人農作業を手伝えるのは次女のファム・ティ・フオンさんだけ。1998年生まれの彼女は当時 10 歳。私が診察した限りでは、視覚障害があるものの学校教育を受けることのできる能力のあるお子さんでした。しかし、そうした家庭事情のために学校にも行けず、毎日家で母親を手伝う日々。


納屋でワラを燃やして炊事するファム・ティ・フオンさん

こうして教育を受けられず毎日を送っているのです。

本当に心痛む光景です。



私が診察しているのが長女のファム・ティ・クエンさん

知的障害が強く終日下をむいたままのようでした。


大釜さんのお話では、長女の後に写っているお父さんは病のために亡くなったそうです。母親以外は全員が視覚障害を持つためにトイレすら危険が伴う、ということで、安全なトイレを何より望んでいました。

10年前に沼津西ロータリークラブ 10 周年記念事業としてカンボジアにトイレを寄付したことがありました。その時も、やはり同様のお話を聞いた記憶があります。いわゆるボットン便所に落ちて亡くなる子ども達がいる、というのです。今の日本では考えられない状況です。

何とか力になることができないか。これからの課題です。

(2)バクザン省ハンディキャップ・チルドレン村

入所している子ども達の食費すらままならない毎日とのこと。施設の方のお話しでは、可能なら湿地帯を埋め立てて畑とし、子ども達の食料を確保したい、ということでした。

2008年に私たちが訪れた時、補聴器を寄付しました。聴覚障害のお子さんが大変喜んでくれました。私も感激したのですが、残念なのは、その後の保守・点検をすることができませんので電池切れに対してすら手の施しようが無い、とのこと。結局今は誰も使用していないようです。援助の難しさを、改めて考えさせられました。


「「「「「「「「  富田英司さんの近況報告  「「「「「「「「「


(1)沖縄での枯葉剤問題

沖縄でも枯葉剤問題がクローズアップされています。例えば、2011年9月6日の沖縄タイムスには、以下のような報道がなされています。




つまりは、ベトナムで実戦使用する前に沖縄で試してみた、という内容です。沖縄は実験台にされていたわけです。散々これまで行われて来た欧米諸国による悪行のほんの一部に過ぎません。例えば最近グアテマラでの問題が明るみに出ました。


とは言っても日本も中国で似たような残虐行為をしたわけですから、あまり大きな顔はできません。人間の底知れぬ恐ろしさを感じるのです。

そこで沖縄でも枯葉剤問題を取り上げようという動きが盛り上がっているのですが、実際にベトナムへ行って活動をした仲間がいないために、現在のところは情報収集に追われているだけのようです。富田さんが静岡でこんな活動をしている仲間がいる、とお話されたところたいへん驚かれたようです。ぜひ横の連帯も広げてゆき、力を合わせていくことが大切だと思いました。

(2)ご自身の近況

富田さんご自身も琉球大学で聴講をされているようです。すごいですね。教員を退職して、ほっと一息と思いきや、さらに学び続けるその気力には、本当に頭が下がります。

あるテレビ番組で、認知症にならないためには、2つの大きな壁がある、というのです。一つは、知的好奇心。二つ目は骨粗鬆症だそうです。知的好奇心を持って脳細胞を鍛え続け、そして筋肉運動を続けることで骨粗鬆症を防止できる、というわけです。

富田さんのような方は、まさに認知症から一番遠い生活を続けておられるのでしょう。だれもが真似のできることではありませんが、見習うべきであることは間違いありません。


「「「「「「「「  まとめ  「「「「「「「「「

大釜さんの報告も富田さんの報告も、本当に素晴らしい価値ある報告でした。こうした方々と一緒に活動できることの喜びを感じた一夜でした。もちろんお酒も美味しかったのですが。

(●^o^●)

団結を再確認した、納涼会でした。

(なお、ここに掲載しました写真は、実際に私が参加した支援の旅で自分のカメラで撮ったものです。やましいものではありませんので、どうぞご自由に引用してください。少しでも多くの方に知っていただければ、それにまさる喜びはありません。)

2011年6月7日火曜日

加藤学園高等学校文化祭での写真展



■今年も学園祭の季節がやって来ました。昨年始めてインターアクトクラブの生徒さんたちとともにベトナム枯葉剤被害者写真展を開催し多くの方にご覧いただきました。



 今年は 6月5日に開催されました。一週間前の日曜日に大釜さんの自宅に集まり資料を作成しました。大釜さんご夫妻、新谷さん、そして私で計画を練り資料を作り上げました。金原さんも当日は仕事で参加できませんでしたが、資料を作ってくました。おかげで何とか間に合いました。




生徒さんたちの作ったポスターです。




これまでのインターアクトクラブの活動内容です。




壁一面の写真と並んでアルバムの作りました。

クラブの会員のみなさんと一緒に。



大釜さんご夫妻と新谷さん。本当にご苦労様でした。



写真展を見にこられた親御さんに説明する大釜一男会長



写真の展示と共に「花はどこへいった」を上映しました。

ジャーナリストであるアメリカ人の夫を枯葉剤の後遺症で喪った坂田雅子監督作品です。



番外編です。生徒さんに私の新しい恋人キンドルちゃんを見てもらいました。

 高校生が興味を持ってくれるか最初は疑問だったのですが、思ったよりも関心を示してくれました。アメリカ通販大手のアマゾンドットコム社の電子書籍端末キンドルは、バージョン 3 になって日本語も取り扱えるようになり、青空文庫からキンドルの画面に最適化された書籍が手に入ります。

 もちろん版権の切れた古典ばかりですが、私にはそれで十分です。キンドルは、何より視認性が素晴らしい。つまりは、とても読みやすいということです。本当に驚きものです。これほど目に優しいとは想像以上でした。eInk と呼ばれる特殊な電子インクを用いた画面は、まるで大理石のように落ち着いた印象を受けます。画面を変えない限り電力は消費しないために、いったん充電すると 2-3 週間は、その必要がないようです。

 無線LANがあれば、あるいは3G タイプを購入すれば、アメリカでは通信費はアマゾン持ちで電子書籍がアマゾンのサイトから購入できます。日本でも、当然のことながらネットに繋がれば、同様に購入することができますが、残念ながら日本語の本は、まだ手に入りません。11 月から日本でも電子書籍の販売を始める、という噂がありますが、どうなのでしょう。

 すでにアメリカでは、アマゾンの書籍売上数の割合は、電子書籍が紙の書籍を上回ったという発表があり、いよいよ電子書籍元年、という様相を呈しています。

 はたして、どんな展開が待っているのか楽しみです。



15時で文化祭は終了です。後片付けの開始です。

なかなか思ったように人が集まりませんが、それでも地道に一歩ずつ活動をしていくしかありません。



今年も文化祭が無事に終了しました。みなさん、ご苦労さまでした。

来年もさらなる活動を目指してみんなで知恵を絞りましょう。


2011年5月24日火曜日

5月の定例会

■5月の定例会は沼津駅前の居酒屋で 22 日に開催しました。


大釜さんご夫妻、金原さん、新谷さん、そして私の 5 名で楽しく歓談しました。心置きなく言いたいことが言えるというのは良いものです。良き仲間を持って幸せです。ボランティア活動は、みんなが対等ですから、それぞれが敬意を持って尊重されていないと、長続きしません。






■今年の 11 月には千本プラザにて活動写真展、並びにチャリティーコンサートを開催することが決定しました。人を集めるのは、なかなか大変ですが、みなさんの友人、仲間に協力をお願いできそうです。

2011年3月23日水曜日

2011年に向けて

■隊員のみなさんの、これまでの活動に対する思いと今年度に掛ける抱負を聞きました。


★ ベトナムはればれ支援隊 会長  大釜一男


今年は是非ベトナムツアーに参加させて頂き(支援に行くことが決まればのことですが)枯れ葉剤被害者の方々、又ご家族の方々と心行くまで語り合い、其の会 話の中で我々に何が出来るのか、何が彼らの支えになれるのか?こちら側の押し付けではなく、じっくりヒザ詰めで進めていけたらと思います。

戦後枯れ葉剤被害者が今も三百万人もの多くの方々が、何の希望も無くむしろ、家族の方々は子供のこれからについて不安だらけで生きている現実、とても他人ごととは思えません。

昨日の教育番組で、アメリカのベトナム帰還兵から同じ様な奇形児が生まれ、現在アメリカでも問題になっている現実を放映していました。ご覧になった方も多 いと思います。(この問題提起した片は日本人女性でした)。我々は、全ての方々を救えるとは粟粒ほどもおもっていませんし出来る事でもありません。

まずは1人からでいい、本当に日本から来て。又来れなくてもベトナムの被害者を励ましてくださり、そのことが嬉しい、そんな方々と手を繋いで励まし励まされながら行けたらと思います。

そんな思いに賛同して頂ける方がいらっしやればとても嬉しいですし、ツアーにも参加してくださることを祈っております。





★ 新谷文子 (音楽療法士)



2002年から 8 回支援活動に参加しています。きっかけは、知人から「きっと人生観が変わると思うよ。

今の悩みもきっと解決するから」と誘われて同行しました。私自身の生活だけでギリギリなのに・・・自分の老後のお金すらないのに・・・子供にも反対された中、一代決心で行った初心は未だ忘れられません。

枯葉剤被害者の在宅訪問。涙無くしては語れない原状に「続けられるまで支援したい」と決め毎年訪問しています。在宅訪問による車椅子や補聴器の寄贈、介護 指導、医療支援の他、貧困家庭の生活自立支援など、「目に見える支援」をボランティアで行ってきた。続ける事で私自身が変わり、欲のようなものが自然とな くなってきました。人と会う事で活力が湧いてくるんです。

ベトナムでは、音楽療法のワークショップも行う。身体リハビリを目的としたリズムダンスやボディーパーカッションによって、聴覚障害をもつこどもたちが、 体の芯から湧いてくるリズムを全身で表現します。感じたままに、視覚で音楽を楽しみます・・・はじめは拒否していても、すぐに夢中になり、とびっきりの笑 顔を見せてくれる子どもたち。この変化があるからあるから、やめられなくなります。人の気持ちを動かしたり、信頼関係を生み出したり、音楽は本当に不思議 な力を持っています。人は誰でも自分の音楽をもっていてそれを引き出すのが音楽療法士の仕事とも言われています。

今後は、写真展など、国内での理解者・ボランティアをして下さる方々に声を掛けて、少しずつ広げ、平和活動を続けていきたいと思っています。


★名古良輔 (眼科医)

 私が始めて支援隊の旅に参加したのは2008年でした。新谷さんと連れ合いが親しく、これまでにも何度か支援の旅のお話は伺っていました。一度家族で参加してみよう、という連れ合いの強い希望に、いわばいやいや、仕方なく参加したのが正直なところです。

 連れ合いと娘二人の四人で参加した始めての旅は、驚くことばかりでした。ベトナム戦争でのアメリカ軍による枯葉剤散布による犠牲者のみなさんにお会いして、終戦から 30 年以上が経った今でも被害に苦しんでいる人々がいる、という事実に驚きました。欧米諸国による身勝手で残虐な行為によりアジア・アフリカの民が苦しむ図式は、イラク、アフガニスタン、そしてリビアと未だに変わっていません。原爆を投下するのも、枯葉剤を散布するもの基本的には、同じ思想のもとになされているに違いありません。

 様々なことを学ぶと同時に、同行した二人の娘たちがしっかりと現実を把握し分析し、支援のあり方がどうあるべきか、支援隊の活動がどうあるべきか、という鋭い指摘をしたことに大変驚きました。知らない間に子ども達は、立派に成長していたことに気づきました。

 あれから 3 年が経ちました。昨年は眼科医として始めて眼科医らしい活動ができました。そのような場を設けてくださった会の皆様に感謝しています。

 会のメンバーは変わっても、大釜会長を中心に地道な活動を、これからも被害者のみなさんのために、続けていけたらと願っています。

2011年1月11日火曜日

枯葉剤被害者写真展アンケート結果

■ 枯葉剤被害者写真展の開催期間中に 合計 14 名の方がアンケートに答えてくださいました。

そのうちのいくつかを紹介させていただきます。

(1) 38 歳、男性

民間での支援を募る上でも、この様な情報公開の活動が大切だと思います。

(2) 63 歳、女性

継続していることに感動しました。何かお役に立てることがあれば、申し付けてください。

(3) 62 歳、男性

毎年続けていることに本当に感動いたしました。
資金面は大丈夫でしょうか? 募金活動などは、されているのでしょうか(沼津市で)。

感激いたしました。

(4) 60 歳、女性

ベトナム戦争終了後 35 年経過していても、多くの苦しんでいる方々が居ることが分かります。写真を見ると分り易いです。今後も活動を続けてください。

(5) 18 歳、女性

ベトちゃん、ドクちゃんの話でベトナム枯葉剤の話は知っていましたが、ここまで被害が大きいとは思いませんでした。募金などで支援ができるのであれば、ぜひ支援したいです。

(6) 61 歳、女性

今までこの様な事が現実にあるという事をこの目で見て薬の恐さを改めて知りました。日本の国が今いる、沼津の町が穏やかでいい国いい町である事を改めて思い知ることができました。

自分の幸せを改めて知る事ができました。感謝しながら、これからの人生を生きていきたいと思いました。

ありがとうございました。

(7) 76 歳、男性

大変な事実を見ました。今後絶対にこの様な事はしないで。

(8) 75 歳、男性

この世には 神様なんて 居ません

(9) 55 歳、男性

人間は、ひどいことばかりしている。

私は何ができるのか?

(10) 29 歳、女性

現地での直接の体験をお聞きできたのが良かったです。これからの活動を応援しております。

機会があればベトナムに行ってみたいと以前から思っていましたが、単なる観光ではなく、こうした現状を生で見たいです。

次回行く時にはご連絡をいただけると幸いです。


■アンケートに答えてくださいました皆様に感謝申し上げます。

沢山の励ましの言葉をいただきました。現役で仕事をしながらの活動ゆえ、大変なことも事実ですが、ベトナムで困窮する枯葉剤被害者の皆さんに何か少しでもお役に立てれば、という原点を忘れずに皆で力を合わせて少しずつ活動をしていきたいと思っています。

今後ともご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

2011年1月9日日曜日

2011 年新年会です

■本年の活動は新年会からです。

1 月 8 日、沼津駅前のつぼ八で開催されました。大釜ご夫妻、金原ご夫妻、そして私の五名でした。新谷文子さんは体調を崩して残念ながら欠席でした。昨年末に大釜一男会長のもと新しい組織になり、まずは今年夏のベトナム支援旅行の様子を写した写真展を12月に開催しました。アンケートに答えてくださった方々、芳名帳に記載してくださった方々、その報告がありました。中には大変興味を持ってくださり、次回の旅には是非参加したいから連絡を欲しい、とまで書いてくださった方もいらっしゃいました。

会の特別補佐官(?)富田英司さんのご意見のごとく、まずは地域での広報活動、具体的には写真展を各地で開いて一人でも多くの方に知ってもらう活動からはじめたらどうか、というご意見に皆さん納得されていました。少しずつ具体的に開催場所や方法を検討する予定です。

歓談を重ねながら、それぞれの皆さんのお人柄を知ることができ、大変有意義でした。人を騙したり人を利用することばかり考えている仲間がいると、結局は会が回らなくなります。それそれがボランティアとして一銭の報酬もなく取り組んでいるわけですから、ベトナムで困窮している人たちのために何か役に立ちたい、という純粋な思いを大切に共有して、これからも活動していきたいと思っています。

次回の定例会の予定を決めてお開きとしました。本当に楽しい一時でした。