2011年12月31日土曜日

写真展にて寄付をしていただいた皆さん


■以下の方々にご寄付をいただきました。はればれ支援隊の活動に利用させていただきます。本当にありがとうございました。


 今年は残念ながら支援隊として、まとまっては支援の旅をすることができませんでした。しかしながらサンウェル沼津での写真展を皮切りに、加藤学園高等学校文化祭での写真展。そして12月には千本プラザにて、写真展と合わせてチャリティーコンサートも開催することができました。大釜一男会長を中心に隊員全員が力を合わせて活動することができました。


 また静岡からは富田英司さんも応援して下さり、活動の幅も飛躍的に広がりました。大釜会長が掲げる「みんなで力を合わせて活動しよう」というモットーを忘れることなく、活動していく予定です。


 さらに次年度の旅に向けて大釜会長ご夫妻がベトナムを視察訪問し準備をしてまいりました。その情報を基に次年度は一人でも多くの仲間が支援の旅に参加できることを願っています。


 今日は大晦日。みなさんにとって平成24年が素晴らしい一年となることを心から願っております。どうか良いお年をお迎えください。


■ご寄付をいただいた皆さんのお名前です。敬称は略させていただきます。



渡辺実子 鈴木道正 鶴橋雅志、鶴橋千寿子 名古澄代

木村洋子 石川充代 高嶋智恵子

(沼津市)


鶴よし土木

(三島市)


三原勝康

(函南町)

2011年12月28日水曜日

千本プラザ枯葉剤被害者写真展アンケート


千本プラザ枯葉剤被害者写真展アンケート


多くの方がアンケートに記載して下さいました。その中の一部を紹介させて頂きます。ツアーにも参加してみたい、という希望は持たれても、現実にはなかなか時間が取れない、という方もいらっしゃるようです。

現役世代として毎日忙しく働く身としては、よく分かる気がします。




(1) 初めて知った事実に愕然としました。できることを私なりに行動していきたいと思います。
60代 男性

(2) 大変気の毒に思います。

東日本大震災も大変気の毒ですが、ベトナムの子ども達も同じようにかわいそうだと思います。

60代 男性

(3) 感情的には同情のみ。

何の協力も医学的には不可能でしょうか?

80代 男性

(4) 枯葉剤、本当に怖いと思いました。

本当は日本に撒かれる予定だったと聞き、また驚きました。

50代 女性

(5) ニュースでは映らない、もっと陰の部分を知る事ができて良かった。

現実は、もっとすごいものですね。過去のものにしてはならない、と思いました。

40代 女性

(6) ぜひご一緒に活動させていただけたら、と思っています。

40代 女性

(7) ボランティア活動をしてきました。しかし高齢者で自分のことのみで一杯です。

弟が障害者で、その保護者です。

70代 男性

(8) 写真が衝撃的だった !!

10代 男性

(9) 枯葉剤はとても怖いものだということを初めて知りました。

10代 男性

(10) 被害者の方々の赤裸々な姿に戦争の悲惨さ残酷さを改めて感じました。

50代 男性


(11) 心を話し合える人と人とが戦争という戦のもとに大切な友人を、この様な姿にする事に、心よりさみしく辛く思います。

60代 女性

(12) 胸がつまって苦しいです。何とか力になりたい。

50代 女性

(13) 戦争の後遺症が今も続いていることが悲しいですね。一日も早く皆さんが幸せになりますように願っております。

お茶も、ありがとうございました。

50代 女性

(14) あらためて米軍の残酷さに驚かされました。

60代 男性


(15) いろいろ考えさせられました。休みが取れればツアーに参加してみたいような気がしますが、現実には難しいと思います。

40代 男性

(16) 子ども達にも見せて、いろいろ感じて欲しいです。

40代 女性





2011年12月2日金曜日

沼津西ロータリークラブにおける富田英司さんの講演


■12月1日、沼津ブケ東海の例会場において、支援隊の仲間の一人、富田英司さんが「今日のベトナム枯れ葉剤問題」と題して 30 分間卓話をされました。高校教師として長い経験をお持ちの富田さんは、さすがに場慣れしたもので、30分の講演もあっという間に終わってしまいました。

 昨年の支援隊の旅の経験をもとに、とても分かりやすくクラブ会員に向けてお話をされました。ご自分が実際に現地を見て感じた驚きや憤り。そして最近明らかになった沖縄での枯葉剤の試用散布の事実などにも言及されました。

 そして最後には、我々が普段何気なく使用している除草剤も、枯葉剤であることを忘れてはいけない、という指摘は、なるほどと得心しました。とても有意義な 30 分間でした。



公演中の富田英司さん




講演後に宮島会長・杉山幹事とともに




■ 演者による講演要旨 ■

 今から40年前の学生時代、ベトナム戦争に反対する「ベ平連」のデモに参加した。私はこのベトナム反戦運動から大きな影響を受けた。それから40年後の昨年、2010年8月15日~21日まで、沼津「愛のベトナムさわやか支援隊」の支援活動に初めて参加した。枯葉剤被害者家族の家をまわり、その実情の説明を受けたときの最大のショックは「被害者は第3世代になっています」との話だった。


 ベトナム戦争で「枯葉剤」の影響を受けた父親や母親から生まれた「息子」「娘」が枯葉剤被害者になっていると思い込んでいたのだが、息子や娘は問題もなく健全に育ったが、「孫」に枯葉剤被害の影響が出ていると言う。遺伝子に関係することなので、今後も第4世代・第5世代にずっとその影響が続くと言うことになる。


 子どもや孫の誕生は親にとってはこの上もない幸せである。だが、その「新しい命」の誕生のたびに「枯葉剤」の影響を心配せざるを得ないとは。そんな思いを抱えて帰国したが、その後、坂田雅子監督の映画「花はどこへいった」を通じて、米国にもベトナム戦争帰還兵の本人や子孫にも「枯葉剤」被害の影響が出ていることを知る。


 さらに、今年から移住した沖縄においても、この「枯葉剤」問題が大きく取り上げられている。米兵の証言によって、沖縄や韓国の米軍基地において「枯葉剤」の実験や散布された事実が次々に明らかになっている。ベトナムでも米国でも韓国でも沖縄でも「枯葉剤」問題は終わっていない。私も「枯葉剤」問題への関わりを続けていく。