2016年10月21日金曜日

10月21日(金曜日)施設訪問と被害者家庭訪問





バクザン省の職業訓練センター






 所長のツゥイさんと歓談しました。ツゥイさんは私より 6歳若い、1959 年生まれ。20年余り軍医として勤務した後、2012年に、この施設を立ち上げました。

 ご自身、枯葉剤被害者の子を持つ母として、生涯の決算として立ち上げたのでしょう。今は施設の近くの自宅に住み、ほとんど24時間365日施設のための生活を送っている、とのことでした。

 とても魅力的な方でした。国からの援助がないということは、大変なことでしょうから、経済面での自立で頭が痛い毎日に違いありません。

■一軒目の家庭訪問




 15:00 バクザン省VAVA会長同席
 名前 グエン ティー ヅン
 1987年生まれ 女子 29歳
 兄弟は三人 末っ子 二歳 診断受け枯葉剤のため 悪化はなし 脳性麻痺の状態。家で面倒みている 車椅子で時々外出。身の回りの面倒を全て見ている。
 兄弟は正常
 両親共に従軍 枯葉剤 クランチ省で7年間 両親は肝臓病など
 国からは毎月 120万ドン
 両親は毎月100万ドン ずつ
 家は立派 妹夫婦の家

 1959年生まれ 所長さん 20年間 軍医していた
 

■二軒目の家庭訪問




 名前 ファ厶 ティー ボン 女性 1970年生まれ 両親共に死去
 46歳 生後から 言葉はできず
 話していることは理解出来る
 歩けない 食事介助必要
 外出できない トイレは這って行く
 体の清拭が一番大変
 血の繋がりない親代わりの方が面倒をみている
 他の5人兄弟 正常
 1933年生まれの父
 ファン バン ツゥク
 クワンチ省で従軍 枯葉剤障害で死去 癌で死亡 69歳で死去
 収入 毎月 130マンドン



★★今日はこれまで訪問したことのなかった新しい施設を訪問しました。バクザン省職業訓練センターです。

 所長さんはKhong Thi Thuyさん。 国からの援助は一切受けずに民間だけで運営しています。12,000平方メートルの敷地を友人でもあり、施設の副所長さんが寄付してくれました。入所しているのは、1歳から46歳まで。

 開設されたのは2012年04月23日。職業訓練として刺繍、絵画、竹細工などの訓練をしています。

 この周辺では年間200人ほど第三世代障害児が病院で生まれているとのこと。

 所長のツゥイさんの弟さんも枯葉剤の被害者であり、ご自身の息子さんも筋肉が減少していく障害を持っている。三人目はフランスに住んでいる。

 職員は12名 全員ボランティア 給料払えない。外科医 フェンさんが常駐。職員の皆様はボランティアでかかわっています。

 




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